約束の査定日には、こちらが希望する場所でスタッフが査定を行ってくれます。エンジンやブレーキの状況、ハンドルやサスペンション、ライト、メーター類までバイク車体のトータルのコンディションを確認の上、査定価格を算出します。各箇所を細かくチェックしますがそれでも査定にかかる所要時間は10～30分ほどです。出張査定の場合は申込時にバイクに関する状況を伝えてありますので、スムーズに査定作業が進行するのです。

査定終了後、査定価格とともにどのようにその査定価格が算出されたのかを説明してくれます。提示された査定価格に満足ができなければ、査定価格を上げるための交渉を試みましょう。この交渉時に、自動査定サービスで調べた相場価格の知識が役立つのです。もしどうしても交渉がうまくいかない場合は、売却をしないという方法を選ぶこともできます。

交渉の結果、満足できる査定価格が提示されたならば、査定してくれた人に売却の意志を伝えましょう。その場で契約書にサインをすれば、売却契約は完了です。名義変更や廃車などの面倒な手続きはバイク買取業者が代行してくれるケースが多いようです。

契約が終了し、バイクの引き渡しが完了するとバイク買取業者からお金が支払われます。銀行振込の会社が多いようですが、その場で現金で支払ってくれるバイク買取業者もあります。すぐにお金が必要な人は、確認してみましょう。

手順としては、出張査定を依頼する前に、まずネットの自動査定サービスを活用し、売りたいバイクのおおよその査定価格を知っておきましょう。自動査定サービスとは、売りたいバイクのメーカーや車種、排気量など必要項目を入力するだけで簡単におおよその査定価格を知ることができる便利なサービスです。これで売りたいバイクの相場価格を把握することができます。

次にバイク買取業者を選びます。バイクをできるだけ高く売るために、慎重に選ぶようにしましょう。出張査定は基本的に無料ですので、1社だけでなく2社以上の業者に査定を依頼しましょう。電話やメールで出張査定を申し込むのですが、その時に必要な情報がありますので、事前に準備しておき、スムーズに申請作業が進むようにしましょう。バイクのメーカー名、車種、年式（400㏄以下のバイクは車体番号）、走行距離、車体の色、車検の残り、カスタムや改造を行った個所、車検証（登録証）の名義人などが必要な情報となります。

実際に出張査定に来てもらった日に必要書類がそろっていないと、バイクの年式や形式を確認することができないため、正確な査定ができません。車検証、登録証、自賠責証明書などを忘れないように事前に準備しておきましょう。

• 査定日

自宅までバイク買取業者に出向いてもらい、バイク査定をしてもらうサービスをバイク出張査定といいます。

バイク出張査定のメリットは、何といっても査定してくれるスタッフが自宅まで来てくれることです。長い間乗っていなかったバイクの場合、エンジンがかからなかったりしてバイク買取業者のお店まで持ち込むのが困難である場合が少なくありません。バイク出張査定サービスを利用すれば、都合のいい日時に来てもらえるように依頼することもできますし、動かなくなったバイクでも出張査定で見てもらうことができます。

出張査定をしてもらった結果、もし提示された査定価格に満足することができなければ、売却をしなくてもかまいません。出張までしてもらったら、バイクを売らないとまずいのではないか、と心配する人もいますが、バイク買取業者は査定だけでもウエルカム、という姿勢ですので、気軽にお願いしてみましょう。

また、出張査定での査定はこちらからバイク買取業者の店舗に出向いて査定してもらうよりも高値の査定金額が提示される場合が多いのです。なぜかというと、出張査定の場合、バイク買取業者の方から出向いているわけですので、買う価値のあるバイクだと判断された場合、何とか一度の出張査定で決めてしまいたいと考え、高めの買取価格を提示するのです。

バイク売却契約の場合、出張査定のみに、契約を交わした後でも8日以内であれば契約を解除できるクーリングオフが適用されますので、安心して利用できます。

• 出張査定の手順